
ドメイン名、どう決めたらいいか分からない…
そんなふうに、つまずいていませんか?
今は、レンタルサーバーとセットでドメインを取得するサービスが主流。
その場合、レンタルサーバ契約時にドメイン名を決めることになるので、手が止まってしまう人も多いんです。
さらに、一度取得したドメイン名は途中で変更できないため、変えたい場合は、新しく取り直して設定し直す必要があります。
このとき、うまく切り替えができないと、検索結果に表示されにくくなるなどの影響が出ることもあるため、注意が必要です。
この記事では、実践しやすい後悔しないドメイン名の決め方を解説します。



センスやひらめきに頼らなくても大丈夫!
実例とあわせて、すぐに使える4つのコツを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- ドメイン名の意味と、あとから変更できない理由
- ドメインの種類と選び方のコツ
- 後悔しないために押さえておきたい4つの判断基準


にょきる
にょきるの森に住む、しずくの妖精。
WEB制作・デザイン・SEO・AIなど、WEB周りのことを発信中。
❚❙❘ 中の人❘❙❚
- IT業界歴10年の、アプリ系のシステムエンジニア
- 副業でWeb制作・デザイン・SEO対策などを実践中
ドメイン名とは?まずは基本をサクッと解説!


ドメイン名は、インターネット上の“住所”のようなものです。
URLの一部として使われ、“サイトの名前”や“ブランドの看板”のような役割を果たします。
例えば、このブログのURL“https://nyokiru.com”では、“nyokiru”の部分が、ドメイン名になります。
ざっくりURLを分解すると、こんな感じです。
- https:// ← 通信の仕組み(プロトコル)
- nyokiru ← ドメイン名の本体
- .com ← ドメインの種類(トップレベルドメイン / TLD)
好きな文字列で自分専用に取得したドメインを、独自ドメインと呼びます。
ブログサービスなどの無料ドメインとは違って、より本格的で自由度の高い運用ができるのが特徴です。
ちなみに、ドメインはレンタルサーバーと組み合わせることで、はじめてWebサイトとして機能します。


気軽に決めると後悔する?ドメインは“変えられない”から要注意!
ドメイン名は、後から変更することができません。
正確には、新しく取り直し、ホームページなどのWEBサイトを新しいドメインに移動させることになります。
この場合、以下のようなリスクが伴うため、ドメインの取り直しは慎重に行う必要があります。
- 検索エンジンからの評価がリセットされる
- 読者がお気に入り登録していたリンクが使えなくなる
- SNSでのシェア投稿のリンクが切れてしまう
- 名刺やチラシなどの印刷物をすべて作り直す必要が出てくる
一度広まったURLを変えるのは、思っている以上に大変です。
だからこそ、長く使えて、自分のサイトにぴったりなドメイン名を選ぶことが大切です。
後悔しない!ドメイン名を決めるときの4つのコツ
ここからはドメイン名を決める際、後悔しないために押さえておきたい4つのコツを紹介します。
ドメイン名選びで迷った際の判断基準にしてみてください。
1.覚えやすく・短めにする
ドメイン名は、短くシンプルなもののほうが、パッと見で伝わりやすく、覚えてもらいやすいという傾向があります。
長すぎたり記号が多いと、スパムサイト(怪しい広告ページやフィッシングサイト)のように見えてしまう可能性もあるため、読みやすさには注意しておきたいところです。
- 検索エンジンからの評価が文字数は10〜15文字以内が目安になることが多いリセットされる
- 英数字とハイフンのみの使用が一般的
- 記号や長すぎる単語は避けたほうが無難
一度聞いたら思い出せるような、シンプルな名前を目指してみるのも一つの方法です。
2.サイト内容やコンセプトに合っているか
ドメイン名は、サービス名やコンセプトと近い名前にしておくと、初めて訪れた人にも伝わりやすく、覚えてもらいやすくなります。
ドメイン命名のパターンと実例
デザインツールを提供するWebサービスで、ブランド名をドメインを使用しています。
サービス名と一致しているため、認知・信頼性・検索性の面でも有利です。
Canva(canva.com)
デザインツールを提供するWebサービスで、ブランド名をドメインを使用しています。
サービス名と一致しているため、認知・信頼性・検索性の面でも有利です。
あまりにジャンルや地域を絞りすぎると、将来的に事業や活動を広げる際に困るケースもあります。
事業や活動を広げた時にも対応できるよう、絞りすぎずに余白のある名前にしておくことをおすめします。
3.長く使える?将来に困る名前を避ける
ドメイン名は、一度取得すると長く使うことになるため、
「今は気に入っていても、数年後には使いづらくなる名前」は避けておくのが安心です。
以下のようなワードは、将来的に違和感が出てしまうケースがあります。
例:daisuki-happy-lifestyle-blog-2025.com
翌年以降に古く見えてしまい、「更新されてないのかな?」という印象を与えてしまう可能性があります。
どうしても年号を使いたい場合は、est2025
や since2025
のように、設立年として意味が伝わる表現を工夫することで、古く見える印象を和らげることができます。
例:shibuya-dougenzaka-kawaii-cafe.net
引っ越したり、活動エリアが広がった時に、地名とのずれが生じてしまいます。
あまりに限定的な地名は、将来的な展開の妨げになることもあるので注意が必要です。
迷ったときは、シンプルな英単語やコンセプトワードを選んでおくと、後々まで安心して使い続けられます。
4.法的なトラブルを避けるために、商標や表記のチェックも
ドメイン名を決める際は、企業名やサービス名、既に商標登録されている言葉を使わないよう注意が必要です。
これらを誤って使ってしまうと、商標権の侵害と見なされ、警告を受けたり、場合によっては法的責任を問われる可能性もあります。
企業名や商品名がすでに登録されていないか確認できます。
検索時は、カタカナ・ひらがな・英字など、いろんな表記パターンでチェックしておくと安心です。
一見オリジナルに見えても、有名な企業・サービス名と読み方や印象が似ているとトラブルのもとになることも。読み方や意味が近くないかを確認しておくと安心です。



にょきるも、ブログ開設前に
自分しかいないことをチェックしました
ドメインの種類、どれを選べばいい?
ドメイン名が決まったら、次は“.comや“.jp”など、末尾に付くドメインの種類(トップレベルドメイン / TLD)を選びます。種類によって料金や取得条件、見る人に与える印象が変わってきます。
よく使われるドメインの例と特徴
ドメイン種類 | 特徴・おすすめ対象 |
---|---|
.com | 世界中で最も広く使われている定番のドメイン。個人・法人問わず使いやすく、信頼性・認知度ともに高い。 |
.jp | 日本在住の個人・法人のみが取得可能。日本国内向けのサービスやブログに最適。安心感や信頼感を与えやすい。 |
.net | IT・技術系サイトに多く使われている。比較的取得しやすく、専門的な印象を与えたい場合におすすめ。 |
.tech / .dev / .io | スタートアップや開発者に人気。先進的・革新的なイメージを持たせたいプロジェクトにぴったり。 |
.blog / .site / .tokyo | ブログや地域系サービスなど、用途やテーマにあわせて選びやすいドメイン。自由度が高く、個性を出しやすい。 |
「どれを選べばいいか迷う…」という方には、 .com
や .jp
のような定番ドメインを検討してみてください。使っている人が多く、見慣れているぶん、信頼性や安定感も高めです。
.blog
や .tokyo
のように、ちょっと個性的なドメインは安く取得できるものも多いので、雰囲気やこだわりに合わせて選ぶことができます。
IT系の発信やサービスの場合、 .tech
や .dev
などを検討するのもおすすめです。
独自性を出しつつ、ターゲット層に専門的な印象を与えることができます。
まとめ|後悔しないドメイン名を決めるには?
ここまで、ドメイン名を決める際の考え方や具体例をご紹介してきました。
最後に、押さえておきたいポイントを改めてまとめておきます。
- 短く・覚えやすい名前にする
- サイトの内容やコンセプトに合った名前を選ぶ
- 記号や長すぎる単語は避けたほうが無難
- 法的なトラブルを避けるために、商標や表記のチェックを行う
気に入った名前が見つかったら、「他の人が先に使っていて取得できなかった」とならないよう、
できるだけ早めにドメインを取得しておくのがおすすめです。
人気のある名前や短いドメインは、気づいたときにはすでに取得されているケースも多いです。
ドメインの空き状況は、例えば以下のサービスから確認できます。


ドメイン名は、サイトの顔となる大切な要素です。
この記事で紹介したコツが、納得できる名前を見つけるヒントになったら嬉しいです。

