Lightningテーマ×プラグインでつくるWebサイトがすごすぎる｜高速構築・柔軟なカスタマイズの両立

Webサイト制作に求められるものは、スピードとクオリティ。
テンプレートを使って簡単にサイトを立ち上げたい人から、細部までこだわって作り込みたい人までニーズは多様です。

株式会社ベクトルのWordPressテーマLightningとプラグイン群は、そのどちらのニーズにも応えられる、非常に高性能な機能です。その柔軟性と拡張性から、個人ブログから企業のサイト構築まで、幅広いシーンに対応できます。

無料かつノーコードでも本格的なサイト構築が可能で、さらに必要に応じてVektor Passport（有料ライセンス）を活用すれば、より高いクオリティのサイトを作成することができます。

この記事では、テンプレート活用から本格カスタマイズまで、用途に合わせたLightningテーマやプラグインの活用法をご紹介します。

Lightningテーマとは？｜概要と主な特徴

出典：Lightning

Lightningは、WordPress公式ディレクトリに登録された無料テーマです。株式会社ベクトル（Vektor, Inc.）が開発しており、日本語ドキュメントや学習コンテンツも充実しています。個人利用から案件対応まで幅広いニーズに応えられる柔軟さも魅力です。

ここからは、Lightningの強みや特徴を整理していきます。

標準機能で幅広いサイトに対応｜無料でも実用性抜群

Lightningは、WordPressの公式テーマとして登録されており、無料でインストールしてすぐに使い始めることができます。標準機能だけでも、企業サイトやポートフォリオなど幅広い用途に対応しており、基本操作に慣れていればスムーズに初期構築が進められます。

有料版の追加機能とライセンス｜Vektor Passport

Lightningテーマは無料版でも十分に使えますが、有料の「Lightning G3 Pro Unit」を導入することで、より高度なカスタマイズやデザイン変更が可能になります。特にレイアウトの自由度や追加ブロック機能が強化されるため、案件レベルでの利用を想定する場合にも対応しやすくなります。

爆速でサイト構築が進む｜VKテンプレート機能の魅力

Lightningテーマの特長のひとつが、圧倒的な初期構築スピードです。VK社が提供する2つのテンプレート系機能によって、構成やデザインを迷わず決められ、すぐに「見せられる形」が完成します。

VK FullSite Installer｜一括導入で完成形に近づける

VK FullSite Installerは、用途別に用意されたサイト全体のテンプレートを一括で導入できる機能です。デザインだけでなく、固定ページやブロック、構成までもが反映されるため、ページ設計で悩む初心者にも最適です。見た目の完成度も高く、プレゼンや仮公開用のデモサイトとしても有効です。

VK Block Patterns｜セクション単位で自在に構築

VK Block Patternsは、セクション単位のテンプレートを呼び出せる機能です。「ヘッダー下にキャッチを追加したい」「サービス紹介だけテンプレで組みたい」といった場合に柔軟に対応できます。全体テンプレでは大げさすぎると感じる人にとって、細部から組み立てられるこの機能は重宝します。

併用もできる｜用途に応じたテンプレ活用

FullSite Installerは「サイト全体を一気に整えたい人向け」、Block Patternsは「パーツ単位で構築したい人向け」として使い分けが可能です。たとえば「トップページはテンプレを使って、サービス紹介ページはパターンでカスタムする」などの併用もOK。構築時の迷いを減らす導線設計が、Lightningの強みのひとつです。

ノーコードでここまで｜VK Blocksとテーマ機能の実力

Lightningは、無料でも驚くほど高機能なカスタマイズが可能です。特に「VK Blocks」とテーマ本体の細やかな調整機能は、コーディングに不安がある人でも十分に対応できるレベルに達しています。

無料でも充実｜VK Blocksの主力ブロック

VK Blocksには、以下のような実用性の高いブロックが標準で搭載されています。

• レスポンシブスペーサー：デバイスごとに余白調整可能
• スライダー：複数画像を切り替え表示
• ビジュアル埋め込み：画像とテキストを一体化した訴求力の高いブロック

こうしたブロックを使うことで、ノーコードでも視覚的に洗練されたページを構成できます。

Pro版ブロックで表現力がさらに広がる

VK Blocks Proを導入すると、アニメーションブロック、アコーディオン、固定ナビゲーションなどが追加され、動きのあるリッチなページが作成可能になります。閲覧者の印象を高めたいLPやキャンペーンページに最適です。

テーマ本体での微細な調整機能も便利

Lightningのテーマ本体でも、以下のような細かな調整が可能です。

表示崩れの防止や、情報過多の調整にも活用でき、無料テーマとしては驚くほど高機能です。

Lightning G3 Pro Unitでデザインの自由度UP

有料版のLightning G3 Pro Unitでは、以下のような自由度がさらに加わります。

これにより、「もう少し独自仕様に変えたい」という要望にも柔軟に対応でき、制作案件での利用にも十分対応可能になります。

ExUnitでサイト運営がはかどる｜Lightning付属の万能プラグイン

Lightningには、VK All in One Expansion Unit（ExUnit）という拡張プラグインが同梱されており、運営に必要な機能がまとめて利用できます。

SEO調整に便利なタイトルタグ書き換え

ExUnitを使うと、ページごとにtitleタグを個別設定でき、SEO的にも柔軟な対応が可能になります。H1タグとtitleが同一で困っていたケースにも対応できます。

運営に便利なUI機能が満載

以下のような機能が標準で使えます。

SNS連携やお問い合わせも簡単に

SNSシェアボタンの設置や、お問い合わせ先の情報も簡単に設定でき、ビジュアル付きで表示可能です。コーポレートサイトでも十分に使える構成が整います。

カスタム投稿タイプまでGUIで作成可能

ExUnitでは、通常はプラグインやコード編集が必要なカスタム投稿タイプ（CPT）の作成も、GUIベースで実現できます。これにより、制作の幅が大きく広がります。

アクションフックで開発効率UP｜カスタマイズに強い構造

Lightningは、functions.phpにコードを追記することで、子テーマを使わずに開発者向けの処理を追加できる「アクションフック」を多数備えています。

子テーマも使えるが非効率なことも

多くのテーマ同様、Lightningも子テーマによるカスタマイズが可能ですが、ファイルの複製や構造把握が必要です。シンプルな処理追加には、より効率的な方法が用意されています。

標準搭載のアクションフックで柔軟に拡張

functions.phpに直接記述することで、アクションフック経由で処理を任意の場所に追加できます。テーマ本体のコードを直接編集せずに済むため、アップデートの影響を避けながら安全に機能拡張が可能です。

Pro版ではフック位置が見える

Lightning G3 Pro Unitでは、管理画面にフック位置が可視化されるため、「どこにコードを差し込みたいか」がすぐに把握できます。ヘッダーやフッターなど、任意位置への処理追加も簡単になります。

学習環境も充実！無料で学べる「ベクトレ」

Lightningを学ぶ上でのもう一つの魅力が、公式が提供する学習サイト「ベクトレ」の存在です。

コース形式の無料学習カリキュラム

テキスト＋動画で学べる無料カリキュラムが提供されており、LightningやVK Blocksの使い方を体系的に学習できます。手順通りに進めれば、テーマの基本操作を無理なく習得できます。

WordPress全体をカバーするコンテンツも豊富

Lightningだけでなく、WordPress全体に関する操作や設定方法も解説されています。例えば、コンタクトフォームの作成や、基本的なセキュリティ設定など、実務に役立つ情報が満載です。

無料とは思えない高度技術情報も満載

初心者向けだけでなく、中上級者にとっても有益な情報が多く、テーマ選定の大きな安心材料になります。

Lightningの魅力をまとめると

Lightningは、WordPressサイトを構築するうえで「最初の一歩」にも、「案件対応の武器」としても頼れる存在です。